■「人のため」が愛だと思ってませんか？

ねぇー？

心配するのが愛だと思ってません？

助けてあげるのが愛だと思ってません？

教えてあげるのが愛だと思ってません？

導いてあげるのが愛だと思ってません？

間違いを指摘してあげるのが愛だと思ってません？

転ばないようにさせてあげるのが愛だと思ってません？

失敗しないように守るのが愛だと思ってません？

僕は。
思ってましたぁーw

ずっと
思ってましたぁーw

相手を想って
何かを言ったり行動したりすることが愛だと思ってましたぁーー！

でも
本当は

それは愛じゃなくて恐れからの逃げなんだよね。

誰が！？

自分が！！！

自分が
恐れから逃げるために
「相手のため」と嘘ついて
なんか言ってる。
なんかやってる
だけ。

恐れてる自分、
逃げてる自分を認められないから、

自分のやってることには
・意味があって
・価値があって
・愛があって
・相手のためで
って

思いたいのね。

ちゃう。

ただ単に恐れから逃げてるだけで、不安から目を背けるために。

心配したり
助けようとしたり
教えてあげたり
導いてあげたり
間違いを見つけて
失敗しないように
守りたいんよねー。

つまり
心配するも
助けるも
教えるも
導くも
指摘も
全て

自分の恐れと向き合えてない自分を「それでいいんだ！」って納得させるために

利用してるに過ぎないのよ。

「そうすれば」自分は認められる。と思っちゃうわけ。

「そうすれば」自分に価値がある。と思っちゃうわけ。

それは

「認められてない」

「価値がない」

からの

逃げよな。。

恥ずかしいんだけど、
これ実際におれがこの前体験した話なんだけど。

恥ずかしいのはおれがね。

ある女性と話してて、
会ったのは2回目で、それまでは軽くLINEで連絡してたんだけど、

初対面のとき
LINEの感じから、

「この人たぶんセクシャル・マイノリティーの人だろうなぁーー」

って薄々思ってたのね。

後で聞いたら本当にそうだったし、たぶん見破られたのは初めてっぽかった。

(おれ観察力優れ過ぎててww そーゆーの気付いちゃうんだよね。しかもこーゆー仕事してると余計鋭くなってきちゃってね。)

で、
別に

セクシャル・マイノリティーなのはなんの問題もないし、サラッと流したんけど。

その子はまだ
両親に自分はセクシャル・マイノリティーだということを話してないらしく、

それも理由があって。

昔、高校生くらい？って言ってたかなー？

そんときに
軽く母親に「私もちょっとセクシャル・マイノリティーかもーw」的な軽いニュアンスで話したらしいの

ジャブだよね。
軽いジャブ(´･Д･)」

母親に軽くジャブ打って、
どんなリアクションするか見たんでしょう。

そしたら母親が、

「それはダメだ！人間として間違ってる！頑張って男の人を好きになりなさい！！！」

って

すげーーカウンター返してきたらしい((((；ﾟДﾟ)))))))

そんなことされたらさぁーー

もう言えなくなるじゃん？？

えーー！！！
私悪いことしてるのかなーーー？？
って勘違いしちゃう。

だから。
それ以来、その話は両親には絶対しないようにして。、。今もずっと黙ったままなんだって。

おれ
すげーー衝撃だったのよ。

何が衝撃かって、

まだこの世の中に2015年の現代にそこまでの「アホ」がいるなんて想像もしてなくて。

正直、

ネットや、本では読んだことあったかもしれないし、テレビでこの前「同性愛者は異常者だ」って言ってるオッサンを見たけど

正直、フィクションだと心のどこかで思ってたんだよね。

ええーー？？
さすがに嘘だろーーw

同性愛者は異常者だって、
それギャグだろ？？？？？

オダギリ・ジョーってマジでブサイクだよねーー？ww

宮崎あおいってほんとブス！！w

松本人志って本当につまんないよねーw

蛭子能収ってマジでイケメンだよねーーw

みたいなギャグだろー？

と思ってた。

フィクションだろ？？どーせ。って心ん中で思ってた。

だから
衝撃だったのよ。

本当にそんなこと言う人いるんだな！！((((；ﾟДﾟ)))))))！！って

おれってすげー知見の狭いアホなんだなぁとほんと再認識した。

で、

この僕がこの話にびっくりした！っていう、僕のアホさ加減はいったん置いておいて。

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※大ファンである。天才おほしんたろう氏の絵です。
Twitter→https://mobile.twitter.com/ohoshintaro

まずこれは

お母さんの愛です。

セクシャル・マイノリティーは人間として間違ってる！！

と

娘に言ったのは
母親の愛です。

ただ
言ってる内容は間違ってます。
(母親だって間違えます)

なぜ
母親は間違った愛を娘に向けてしまったかといえば、

それは
母親は自分が「恐れから逃げている」ことに気付いてないからです。

この場合はたぶん。

自分が育ててきた娘が、
・みんなと違う。
・問題を抱えてしまった。
・私の子育ては間違っているのか？
・周りの人にどんな目で見られるだろう？
・ダメな母親だと思われないだろうか？
・ダメな母親だと思われたら、みんなとどう接すればいいんだろう？
・私はダメな母親で価値がないのかもしれない。、
etc..

本人(母親)はたぶん自覚してません。

これが脳裏によぎるまえに、

そんなのは許せない！！！！！！

って
騒ぎ立ててると思うので。

本人は自分が恐れから逃げてるなんて自覚してませんし、ましてや何を恐れてるか？なんて知りようもないです。

ただ
目の前のことは

間違ってる！

ダメだ！！

おかしい！！

と

否定しないことには、
自分(母親)が恐れに潰されそうだからです。

つまり。

目の前の現実を否定しているのは、自分(母親)が自分(母親)を守るためです。

つまり
自分から自分への愛です。

私は間違っていないんだ。
これは正しいんだ。
あれは間違いだ。
きっとおかしいはずだ。
そーだそうに違いない。
否定しなければ！
許してはいけない！

と

自分(母親)が思ってしまったのは、自分(母親)で自分(母親)を守るためです。

自分から
自分への
愛です。

言ってることは
間違ってます。

セクシャル・マイノリティーが人間として間違ってるなんて

間違えも
間違えもいいところです。

でも
愛です。

自分(母親)→自分(母親)→娘

に

愛が流れたんです。

ただ
それが母親の恐れからの逃げから始まってしまったので、こんなヒステリックな展開になったんです。

心配するのが愛だと思ってません？

助けてあげるのが愛だと思ってません？

教えてあげるのが愛だと思ってません？

導いてあげるのが愛だと思ってません？

間違いを指摘してあげるのが愛だと思ってません？

転ばないようにさせてあげるのが愛だと思ってません？

失敗しないように守るのが愛だと思ってません？

確かに
これは愛です。

でも

自分で自分を守るための愛です。

恐れから逃げるために自分を守るための愛です。

相手のためではありません。

もし
今回の母親のような人に、

本人は気付いてないけど、
自分を守るための愛を他人に向けてる人に出会ったら。

許してあげてください。

その人は
恐れから逃げてるだけです。

言ってる言葉は信じないでください、嘘ですから。

本当に本当に本当に、
辛いのはその人、本人です。

大丈夫だよ、
大丈夫だよ。
大丈夫だよ。

と

接してあげてください。

ましてや
恐れから逃げてる人の言葉に、こちらが反応したり言い返してりするのもしないように。