■批判というのは相手を貶める行為ではなく、自分を正当化させるための行為です。なぜなら不安で不安で仕方なくて、安心したいからでしょう。
誰かを批判してるってのはもう「不安だから」ってのがその理由の99%だと思います。
人は不安だから誰かを批判するんです。
・そのやり方は間違ってる
・その考えはおかしい
・あの人のやってることは意味ないよ
・あの人のあのやり方はダメだね
etc...
相手の「やり方」「やってること」「考え方」を『間違ってる』『おかしい』『意味がない』と批判するのは、
それは
そうしないと【自分が保てないから】でしょう。
自分とは違う、相手の「やり方」や「考え方」を受け入れてしまうと、相対的に自分の「やり方」や「考え方」が間違っている。
ということに
なってしまうから、
自分の「やり方」や「考え方」が間違っている。ということになると、
・自分はみんなに相手にされなくなるのではないか？
・自分には価値がなくなってしまうのではないか？
・自分はみんなに批判、否定、無視されてしまうのではない？
つまり
【不安】ということです。
相手の意見ややり方や考え方を、
『なるほど、そーゆー考え方もあるんですね！』
と受け入れられないのは、
受け入れることで想像してしまう【不安】に、対処出来ないかもしれないと思ってしまうからだ。
簡単にいうと
器の大きな人は人を批判しません。
(例えば哲学の分野で、・経験主義者が合理主義者を批判的に論証して、、、などのある共通の目的のために切磋琢磨している場合は除きます。今日の話は日常生活の中で。です)
器の大きな人は人を批判しません。
なぜなら
・「間違えたときに謝れる勇気があるから」だし、
・「【間違えたこと】と自分の【存在価値】は関係ないと知っているから」です。
相手を批判するということは、「自分は正しい」「自分の方が上だ」とアピールしているだけに過ぎない。
なぜ
アピールするのかといえば、
そうしないと【不安】だからです。
・「間違えたときに謝るのが怖いから」だし
・「間違えてしまったら自分の存在価値がなくなるんじゃないか」と思ってるからだろう。
「弱い犬ほどよく吠える」は本当によく言ったもので、
吠えないと怖いから吠えるんだよね。
不安だから吠えるんだ。
不安に対処できる器がある人は吠えません。
批判というのは
「相手を貶める行為」ではありません。
表面的にはそのつもりでやっているんでしょうが、
本質的に言えば、
批判というのは
【自分を正当化する行為】です。
なぜ自分を正当化するのかといえば、
【安心したいから】です。
今日の話から言えることで伝えておきたいことは2つ。
一つは
もしあなたに批判してくる人がいたとしたら、
その人は不安で不安で仕方ない
ということです。
(本人は気付いてないかもしれませんが。それはまぁ、別にいいでしょう)
不安だから
自分を正当化して
なんとか安心したいのです。
批判された時は、
『あぁ、この人は不安なんだなー。』と感じてあげてください。
もう一つは
自分自身が誰かを批判したくなったら、もしくは批判している時は
自分はとても不安なんだな
ということです。
不安で不安で仕方ないから、
自分以外の
誰かや何かを批判して、
自分を正当化して
安心したいんだな。
と感じてあげてください。
そして
最後にもうひとつ。
ここまでくればわかると思いますが、
批判は常に下から上に行われます。
(批判してる人は気付いてないでしょうが、まぁそれは別にいいでしょう)
人間を「下」とか「上」とかに分けるのはあまり良いことではありませんが、便宜上そうさせてください。
批判してる人は常に下です。
批判されてる方が常に上です。
そりゃそうです。
批判は自己正当化の行為ですか、自分が自分より下だと思う人にはしませんからね。
自分より下の人は別にほっといてもなんの恐怖も感じませんからね。
怖いのは上です。
自分より上の人を下の人が批判しているだけです。
人は不安だから批判するんです。
安心したくて批判するんです。
それを
感じてあげてください。
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ナリ・1989.2.20長野県中野市出身
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